ハイリスク・ハイリターンとは?
では、よく言われる「ハイリスク・ハイリターン」を考えてみましょう。まず「ハイリスク」ということは、期待している「リターン」からかけ離れるブレ幅が大きいということです。つまり大きく儲かる可能性もあるが大きく損をする可能性もある、ということです。
次に「ハイリスク・ハイリターン」の代表のように言われる株式はどういうことなのでしょうか 株価というものは大きく上がったり下がったりします。1年後株価は、大きく上がっていることもあり得ますし、大きく下がっていることもあり得ます。つまり「ハイリスク」ということですね。
1年後の結果として大きく上がっていた場合、または大きく下がった場合、結果として得られた「リターン」は大きくなったということで、「ハイリターン」ということになります ここで注意しておきたいことは、「ハイリスク」とは大きく儲かるかもしれないし大きく損するかもしれないということですが、「ハイリターン」とは必ずしも得られる結果が大きいとは限らないということです。
つまり「ハイリスク・ハイリターン」でも得られる結果は「ローリターン」ということも十分あるということです。
「ハイリスク・ハイリターン」のものでも結果としては「ローリターン」になることもある、これを知っておきましょう。では、問題です。 「ローリスク・ハイリターン」のものはあるのでしょうか。
ジャジャジャジャーン、答は基本的にはありません。そもそも最初の期待している「リターン」のブレ幅が狭いものが「ローリスク」ですから、例えば1年後にその予測の範囲を大きく超えて「ハイリターン」になっている訳がないのです。
1年後の結果の期待している「リターン」が狭い範囲であるから「ローリスク」な訳で、それが「ハイリターン」になるなら最初から「ハイリスク」でないとおかしな話になってしまいます。普通預金で銀行に預けてあったものが1年後に10倍に増えていたり100倍に減っていたりしたら、おかしいでしょう?
ですが、物事には何事にも例外というものがあるものです。普通預金で銀行に預けてあっても、とてつもないハイパーインフレが起こって、貨幣の価値が激減してしまった場合は、「ハイリターン」となってしまいますよね。でも、そういうことは例外中の例外なので、あまり考える必要はないでしょう。
通常は「ハイリスク・ハイリターン」「ミドルリスク・ミドルリターン」「ローリスク・ローリターン」ということです。こう考えると、大きな儲けが欲しいという人は、それだけ期待している結果の範囲が広い「ハイリスク」のものにお金を託す人であることがわかってきたでしょうか。
私たちがついつい期待してしまう「ローリスク・ハイリターン」のものなど無いということをよく理解しておきましょう。元本保証で、大きな儲けとなるものを教えて下さいと言う人もいるかと思いますが、そんなものがあったらそもそも人に教えないでしょう?
万が一そういうものがあったら、身内で儲けて、わざわざ窓口に来た虫のいいことばかり言う客に教えるでしょうか。常識的に考えて、そんなことを教えてくれる人はいないです。








